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内科日誌 2012.09.13 福島の超音波検査

福島での子どもを対象にした甲状腺の超音波検査、いろいろ問題がありそうですが、少し思ったことを。
ちらっとみたテレビ番組に関して言うと、特定の意図に沿った編集をしすぎと思いました。
業界的には「演出」ということになるのかもしれませんが、不安をあおるだけで、すこし建設的とは感じませんでした。
現場の技師さんや医師のインタビューが出ていませんでしたが、本当はしているんじゃないでしょうか。
現場の方々は相当頑張って、一人でも多く検査しようと努力しているはずと思います。
その声が(その番組では)報道されていないようでした。
少し不自然に感じます。

 詳しい検査データを問い合わせないと聞けないのが問題、とのこと。
確かにその通り。
ただ、超音波検査の場合、機械や技師の差で、どうしても数値にはばらつきが出てしまいます。
再検査したら多少大きさや個数が違って出るのが当たり前ですし、それで不安にさせちゃうのも、あまりよくないような気も。

 ちなみに、検査している人が医師だったら、検査しながら「何mmのが何個くらいですねー」とか教えてくれると思います。
技師さんだと、法律上、検査はできるんですが「診断」をしてはいけないことになっているので、説明ができないんです。
現場の技師さんも相当歯がゆい思いをしているはずです。
でも、技師さんが「診断」できないのは、医療業界では当たり前の話。
最終的に所見を見て、医師が判断する。
微妙な病変もありますし、採血の結果などから総合的に判断しなければならない場合もあるからです。

 で、A2で引っかかっちゃった人はどうしたらいいのかって話。
「僕は甲状腺の専門医ではない」ということを割り引いて読んでほしいんですが、僕が親御さんなら、半年ごとに子どもを検査してもらいます。
パニックになって、直後に再検査を受けても多分変わりはないわけで・・・。
こういうことって、上の立場の方々は、相手が数万人単位なのでおいそれと言えないんだろうなぁと想像します。
莫大な医療費がかかってしまうかもしれないわけですし、1回目の検査が全員できないうちに再検査の方々の波が来ることになりかねないわけで・・・。

 ちなみに、病変の発見率が高いのは、機械が超高解像度になって、ものすごく小さな病変も見つけられるようになったこともあるでしょうし、現場の技師さんたちが必死になって、どんな小さな病変も見逃さないぞ、って頑張っている結果でもあるんじゃないかなぁと想像します。

 なお、当院でも甲状腺エコーはできます。
福島の方だからと言って断ることはしません。
ただ、専門施設ではないので、判断が難しい病変が見つかった場合は、専門の先生のところに紹介することになってしまいます。
とにかく心配、という方は、意外に甲状腺専門医の先生が街中で開業していたりするので、そういうところを受診されるとよいと思います。

 大きい病院だとものすごく待たされたりしますし、そもそも大病院は難しい病気を診るところですので、軽い病気・軽い異常所見の方が大量に押し寄せると、機能が果たせなくなってしまいます。

 長々と書いてしまい、すみません。
夜中に書いているので、多少感情的になってしまい、不適切な表現などがあったかもしれません。
専門医でもないのに偉そうなこと書くなという方もいらっしゃるでしょう。
申し訳ありません。

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投稿者 医療法人社団 創友会③ (2012年9月13日 00:35) | PermaLink

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