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内科日誌 2013.08.11 アルコールと低血糖

 昨日から飲酒について、改めて勉強しています。
まずはアルコール関連の低血糖について。
低血糖は度が過ぎると昏睡をおこして命にかかわることもある、非常に怖い状態です。
もちろん、健診でちょっと基準値よりも下回りました、という程度の軽いものもありますので、全ての低血糖が危険なわけではありませんが、注意しなければいけないことには変わりありません。

 日ごろからアルコールばかり飲んでいて低栄養状態にある人は、6~12時間程度絶食した後に飲酒するだけで低血糖を起こすことが知られています。
食事をろくに取らずにお酒を飲んでいる方は、日常的に低血糖によって命を脅かされているという点で、非常に注意が必要です。

 次に、アルコールと炭水化物を一緒に取ると危険です、という話。
アルコールを糖分含有清涼飲料水で割って飲むと、なんと40%もの人で反応性低血糖が起きるというデータがあるそうです。
炭水化物の多い食事とアルコールで、実は低血糖になってしまうかもしれないという話で、すごい盲点ですよね。
原因は、ブドウ糖によるインスリン分泌作用が、アルコールによって物凄く増強されてしまうこと。
食べてるのに低血糖になってしまうことがあるということで、注意しましょう。

 それから、絶食状態でたくさん動いたり、頑張って働いたりしてエネルギー(グリコーゲン)が枯渇した状態でお酒を飲むと、低血糖になりやすいようです。
絶食で長く働いて、ビールなんかをプハーッ、このために頑張ったー、なんてやったらいきなり低血糖を起こす、なんてことも十分にあり得るということで、注意が必要です。
食べるなかなか時間がなくても、途中で少しつまんでおくことをお勧めします。

 最後に、アルコールで低血糖になった時の対処法。
とりあえず、三大栄養素(炭水化物、脂質、タンパク質)をまんべんなく取るのが良いようです。
皆さん、お酒とはうまく付き合って下さいね。
なお、膵臓が弱い方、糖尿病の方は、特にお酒に向いていない体ですので、お酒は控えるようにしてください。

 膵臓が弱い方は、お酒など飲まなくても低血糖を良く起こします。
文献が全くないので原因は分かりませんが、膵臓で作られる血糖を上げるホルモン(グルカゴン)の出が悪いのかなぁと考えています。
きちんと膵臓のケアをしていれば、ほとんどの場合で低血糖は起きなくなってきますので、ご安心を。
なお、慢性膵炎の非代償期の方は食事制限をするとかえって良くありませんので、主治医の指示に従ってください。

☆参考文献
「肥満と糖尿病」Vol.5 No.5 2006 739-740

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投稿者 医療法人社団 創友会③ (2013年8月11日 06:26) | PermaLink

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