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院長ブログ

内科日誌 問題飲酒について
ぼくらのアルコール診療 シチュエーション別。困ったときの対処法 伴 信太郎
少し前に読了しました。
間違いなく名著。
内科医は頻回に飲酒問題を抱えた患者さんと接するわけですが、勉強しておくと適切に対応できるようになり、自分も患者さんも本当に楽になります。
 
病院に来ている時点で内心「飲酒問題をどうにかしなければならない」と思い始めている可能性が高いのに、厳しい現実を突き付けて叱責するとかは素人のすること。
(僕も「今まで何をやってきたんだ...」と反省しきりです......。すみませんでした。)
 
小学生の時「勉強しなさい!」と頭ごなしに言われてやる気が出ましたかって話で、まず「病院に来て、正直に話してくれたこと」を褒める。
ラポールが形成できていない時点で無理強いはしなくてもいい、一回で問題を解決できることなんてまずないんだから、まずは「医療につながってていただく」ことを最優先にする、ってことを知っておくだけで、もう全然違う。
本格的なアルコール依存症の場合は精神科の先生との連携(連携はするけど見捨てない)も必要になるので、そう簡単ではないのだろうと思いますが、軽い問題飲酒の指導は本当に楽しくできるようになりました。
皆さん変わりたがってるんですよ。
これは「俺はあと数年生きられればいいんだ」なんて虚勢を張ってる人でも同じです。
こちらはそれを支えてあげるだけでいいんだな、ってことが分かったら、もうほんと楽になりました。
 
さらに勉強を進めているところですが、臨床医として一皮むけそうな気がしています。
簡単に巨人の肩に乗ることができる、素晴らしい時代。
先人たちの偉業に心から感謝。
投稿者 医療法人社団 創友会③ | PermaLink | コメント(0) | トラックバック(0)
精神科の先生の手記を拝読しました。
 外来での悪意のない一言で患者さんが自死してしまった精神科の先生の手記を拝読しました。
大変苦悩されていました。
 
完璧な人間がいない以上、完璧な医者もいません。
医療ミスを絶対にしない方法は、医療をしないこと以外にありません。
私にとって臨床とは、できるだけの努力をして、自分の患者をいかに殺さずに済むか、というチャレンジの連続です。
自分の不注意な言動、診断・治療の至らなさでいつ人が死ぬか分かりません。
日ごろの勉強の中で、自分の至らなさに深く深く反省しなければいけないこともよくあります。
しかもその勉強しなければならないことは無限にある上、日進月歩でどんどん増えていく。
 
高校生などが「人の役に立つ仕事がしたいから医師になりたい」などと言うのを聞くと、ポジティブに聞くことがなかなかできません。
「役に立つ」前に「殺さないで済む」のハードルを越えるのが、本当に大変だと知っているから。
好き勝手に楽しくやっている医療ITの仕事ですが、目的の一部は至らない自分の医療技術の贖罪だったりもしていて、だからこそ自分の給料をとらずに命がけで取り組んでしまっている面もあります。
 
そんな、ほとんど呪われた職業とさえ思える臨床医を私が続けていられるのは、やはり私を頼って来てくださっている患者さんたちの存在だと思っています。
本当にありがたいことです。
 
自分の頭脳がいつ新しいことを覚えられなくなるのか、そのせいで人を殺しはしないだろうかと怯えながら、精いっぱい一日一日を生きていく。
頭を目いっぱい使って老化に抗う。
今の私にとって「臨床医」という生き方はそういう修行のような毎日を指します。
そうでなければ、私の今までの至らない診療に対する責任を果たすことはできない。
目下の課題もあるので、そちらも何とかしなければならない。
 
明日の準備が終わっていないので、これからまたひと踏ん張り。
がんばります。
投稿者 医療法人社団 創友会③ | PermaLink | コメント(0) | トラックバック(0)
食事会に行ってきました。
今日はお世話になった先生と医局の後輩とでお食事会でした。少し遠い将来に人類に貢献するためのプロジェクトをほんの少しずつ進めつつ、楽しく話してきました。
帰り一緒の方向の後輩がいたんですが、例によって本人の趣味を聞き出して、医学と絡めたらどういう研究ができるかとかアイディアを出しつつ、また癖で焚き付けまくってしまいました。
以下要旨。

本当に好きならば、趣味の世界も医学も本気で頑張って一人前になることで、2人前以上の力が出せる。
しかし本気でなければだめだ。
今はネットだけで勉強できる大学が日本にもある。
英語を勉強すれば自宅で海外の一流大学の授業が受けられる。
独学だって、ある程度のところまで行ってしまえば、あとは実務の中で実力はつけられる。

ある程度の収入があったら、それ以上は幸福度に貢献しないどころか、むしろ幸福度が下がることも多い。収入を確保するために家族との時間を削らなければいけなかったりするため。

自分の為だけに仕事をしても、死ぬときに「仕事なんて頑張らないでもっと家族と一緒に過ごせばよかった」と思うことになる。
「自分のために」では人を魅了することはできない。力も出せない。
美しいストーリーがあってこそ、人に応援してもらえる。いろいろな人とつながれる。
「人のために」仕事をすることで、自分の人生に意味を感じることができ、結局自分のためになる。
俺は死ぬときに「そこそこ頑張れた。それなりに人の役に立ったな」と思って死にたい。
一緒に頑張ろう。本気でやったらホントにものすごく楽しいよ。
俺はしがない町医者がどこまでできるかってチャレンジをしている。

いやー、痛い。痛い説教厨オヤジと言われれば反論できません。
我ながらウザイ。
響いてたらいいけど、ウザイ先輩だったかなー。
悪いことしたかな。
でも止められない。
投稿者 医療法人社団 創友会③ | PermaLink | コメント(0) | トラックバック(0)
笑うと脳卒中や心臓病が減る?
「笑いが少ない人は脳卒中や心臓病が多い」という研究が報道されていました。
近藤尚己先生(東京大学大学院医学系研究科准教授)が書かれたもので、全文が以下でダウンロードできます。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jea/advpub/0/advpub_JE20150196/_pdf
20000人以上のアンケート調査結果に基づいているので、信ぴょう性があります。
 
ただ、近藤先生もご自身のサイトで述べられている通り、
http://blog.livedoor.jp/kondonaoki-news/archives/56489081.html
「たくさん笑うと、その後それらの病気になりにくくなるか、という『因果関係』を示していない点」には注意が必要ですね。
脳卒中の結果、笑わなくなった可能性だってあるわけで、判断は難しいです。
 
その点、報道の見出しだけを見ると、違う印象を受けますよね。
YOMIURI ONLINE yomiDr.「笑わない人、脳卒中の割合1.6倍...心臓病は1・2倍」
テレ朝news「笑う門にはやっぱり福?笑わない人『脳卒中』1.6倍」
医学系の報道ではこういうことは多いです。
 
しかし、掲載されたJournal of Epidemiology
http://jeaweb.jp/journal/
って、日本疫学会の学会誌なんですけど、Impact factor 3.022。
https://www.researchgate.net/journal/0917-5040_Journal_of_Epidemiology
日本の学会誌でこんなにImpact factorってあったりするんですね。
知らなかった。
投稿者 医療法人社団 創友会③ | PermaLink | コメント(0) | トラックバック(0)
膵臓日誌 2016.02.21 レトルトカレーは結構大丈夫かも
今日、スーパーでいろいろなレトルトカレーを見てきたんですが、脂質が比較的低いものが多く、スパイスが大丈夫な膵臓の弱い方なら結構いける、ということに気づきました。
なお、モノによっては脂質20g越えもあるので、レトルトなら何でも大丈夫というわけではありません。
投稿者 医療法人社団 創友会③ | PermaLink | コメント(0) | トラックバック(0)
   
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