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| 漢方外来について |

漢方とは?

漢方薬は、生薬を決まった比率で配合し、薬にしたものです。

 

生薬は、薬効成分をもつ天然物。
中でも、植物が多く、葉、根、花、実、種子、樹皮などを乾燥させたものが用いられます。
植物以外には、鉱物、動物の肉・皮・骨、貝がらなども利用し、砕いたり挽いたりして細かくして使います。
天然の植物や鉱物などであるため、一つの生薬でも多くの成分からできており、薬効も様々。
このような薬効は、漢方治療の長い経験の積み重ねによって、ある生薬の組み合わせである特有の効果が強く現れたり(薬対)、逆に副作用が軽減されることがあります。

 

有利な組み合わせと配合比率をとことん追求し、一つ一つの生薬が持つ薬効以上の効能を引き出した集大成が漢方薬なのです。

 

様々な薬効を持つ生薬ならば、よりたくさん組み合わせるほど、どんな病態にも効果を発揮する漢方薬になりそうな感じがありますが、実際はそんなことはありません。
構成生薬が多すぎると、作用のベクトルがバラバラになり、効果が減弱してしまうのです。

 

たとえば、こむら返りに即効性のある「芍薬甘草湯」は、「芍薬」と「甘草」というわずか2種類の生薬で構成されていますが、このように構成している生薬が少ない処方ほど、シャープに効きます。
ただ、このような薬は頓服には向いていても長期連用には不向きであったり、複雑な病態には対応困難だったりします。

 

一方で、同じ生薬の組み合わせでも、配合量の違いにより効能が変わるものもあります。
「桂枝湯」と「桂枝加芍薬湯」は、構成生薬は全く同じで、主に芍薬の配合量が桂枝加芍薬湯の方が多くなります。
「桂枝湯」は寒気や微熱があって汗がでている初期の風邪に効果的。
「桂枝加芍薬湯」は膨満感のあるような腹痛や、便秘や下痢を繰り返す過敏性腸症候群などに効果を発揮します。

 

保険適用になる医療用漢方製剤は現在148処方あります。

 

漢方薬が持つ伝統的な概念や理論を理解して、心身の状態を西洋と東洋の両医学から診て、症状の改善と体質改善に最適な漢方薬を処方してくれる漢方外来を有効に利用しましょう。

 

 

コラム:湯、散、丸の違い

 

漢方薬の名前に「~湯」とついているものは、煎じて薬液にしたもの。煮出した煎じ液状の薬を指します。
当帰芍薬散、抑肝散などの「~散」とついているものは生薬を粉末状にしたもの。
桂枝茯苓丸、八味地黄丸などの「~丸」は生薬を粉末にしたものを蜂蜜などを加えて球状にしたものを指します。
医療用の漢方薬に多くみられる、パッケージになっている粉状のものは、「~湯」でも、「~散」「~丸」でも、全て一度煎じて、煎じ液から抽出したエキスを粉状にしたもので、エキス剤と呼ばれています。
本来は長時間煮出すなど手間がかかる漢方薬が、手軽に服用できて、携帯するのも楽になったことは、漢方の長い歴史上とても画期的なことだと思います。

 
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