2021/08/27更新
新型コロナ感染後のワクチン接種について
文責: 平畑 光一
新型コロナ感染後のワクチンについて
(2023/11/3書き直し)
新型コロナ感染後のワクチン接種ですが、最近はあまり推奨していません。
(特に後遺症を疑う症状がなく、自己免疫疾患などがない場合は、2回までのワクチン接種を勧めることがあります。)
特に強い倦怠感、ブレインフォグなど、後遺症を疑う症状が出ている場合には、接種をしないことを勧めています。
ワクチンによる後遺症の改善効果を報告する論文は複数ありますが、どの論文にも症状が悪化してしまった患者さんの存在が記載されています。
当院でも、やはりワクチン接種でコロナ後遺症が悪化してしまった患者さんがおられます。
現在は通常の治療で後遺症の改善することが非常に多くなりましたので、わざわざ博打をする必要はないだろうと考えています。
もちろん、全員を改善できているわけではありませんので、治療法の改善を継続しています。
オンライン診療について
新型コロナウイルス感染拡大に伴って、オンライン診療の規制が一時的に緩められており、初診でも薬が処方できるようになっています。
ただ、紹介状などがない限り、7日分しか処方ができない規則となっています。
実際には、1週間ごとに薬の変更を検討した方がよいことが多いため、あまり問題になることはないように感じています。
薬は自宅近くの薬局で受け取れるため、物理的な距離が問題にならないのはとても良い点です。
当院でも、全国の微熱の患者さんをオンライン診療で診察しています。