院長ブログ

2020/08/03更新

高校生の髪型について

少し前のニュース

髪型の校則についてのニュースが少し前に騒がれてました。
個人的には、髪型の制限なんかなくていいじゃんと思ってしまう派です。
渋谷で開業してますから、いろいろな患者さんが来られますが、奇抜なファッションでも全身タトゥーでも礼儀正しい人は多いです。
むしろ大学病院時代に対応に困ったタイプの患者さんは、一見普通の格好をしていることが多かったように思います。(幸い、当院にはそういう患者さんはほとんど来られませんが…。)

抑圧は良くない

抑圧は得てして健康に不利益がありますので、医師の立場からは、余計な校則で抑圧をしないでもらいたい気持ちです。
ツーブロック禁止や野球部員の丸刈り強制などは、全く理解できません。
大人から見て都合のよい、従順な生徒を量産して悦に入っているのだとしたら、おぞましいと感じます。

ただ、あまり威嚇的な髪型だと、抗争的なものに巻き込まれて周りの生徒が迷惑する、という話があって、一定のルールはあってもいいのかもしれないなぁとも思います。
今どき学校間の抗争とかそんなマンガみたいな話あるのかなぁと思いますが、地方によってはあるのかもしれません。

もし当院に来られたら

さて、もし当院に奇抜な髪型をした生徒が来られたら、(もちろんご本人が求める医療サービスを提供しつつ)どんな事情があるのかなぁと考えます。
YouTuberや、芸能関係の志望があって、キャラづくりでしていることなら何にも問題はありません。

でも、たとえば、「悪い子」になることで必死に毒親の束縛から逃れようとしている方かもしれません。
その場合、命がけの戦いをしている可能性もありますので、全力で応援しないといけません。

悪質な痴漢にあい、身を守るためにしていることかもしれません。
その場合は、(本人が求めていれば)その頑張りを認めて、「きっと他の人の勇気になるよ」等の意味づけ・励ましをすることが必要になることもあるかもしれません。

柔軟な運用を

中高生はホルモン的にアンバランスな時期ですので、いろいろな可能性があります。
校則に明文化しても、実際には適用しないなど、運用でカバーする方法はあるように思います。
当院には、実は学校の先生も多く来られています。
皆さんいい方で、本当に苦労されていて、頭が下がる思いです。
色々な可能性を考えて、各々の「事情」を把握することに努め、「校則に書いてあるから」というだけで、十把一絡げな対応がなされなければいいなと思っています。