膵臓の「未病」について

2020/04/04更新

ご挨拶

ご挨拶

はじめまして。 ヒラハタクリニック院長の平畑です。

当院が開設されたのは 1985 年。 2008 年から私が院長になりましたが、父の代から「膵臓が弱い方・敏感な方」の治療に取り組んでまいりました。 私も父も、決して膵臓の分野で第一人者というわけではありません。 私は膵臓学会には入っていますが、専門医ですらありません。 (おそらく父は膵臓学会にも入っていないと思います。) ですから、こうして「膵臓についてものを書く」ということすら、本来はおこがましいとも言えます。 ただそれでも、多くの病院で検査を受けたにもかかわらず「病気ではないから帰れ」「精神科に行け」と言われ、苦しみ続けてこられた方々が、適切に治療することで楽になられる姿を幾度となく見てきました。 多くの患者様の治療をさせていただく中で見えてきたことはとてもシンプルで、分かってしまえば大したことはありません。

そんな簡単な治療を求めて、多くの方が(時には海外からも)当院を受診されなければいけないという状況は、やはり間違っているように思います。 この分野の研究が進まない原因は、なんと言っても「検査で異常値が出ないから」。 でも、症状も身体所見もあるわけですから、「検査」に頼らず、患者さんの声に耳を傾け、この簡単な治療(簡単な生活療法の指導だけで済むことも非常に多いです)を実践して下さる先生が増え、楽になる方が増えると良いな、と思っています。 このページは基本的に患者さん向けに書いていますが、ところどころ診療のポイントも記載したいと思います。 一通り読まれれば、どの内科の先生でも、明日からすぐに実践できる内容になるはずです。

皆さんが想像されているよりも、「膵臓が弱い・敏感」なことで悩まれている方はずっと多いように思います。 このページでは、当院のノウハウをすべて公開してしまいました。 ちょっと気を付けるだけで、症状が劇的に良くなることも多いのが膵臓の症状。 「これはもしや?」と思う方が身近にいらっしゃったら、ぜひ読んでみてもらってください。