新型コロナ感染症・後遺症の記事

2021/01/03更新

新型コロナ療養施設退所後の注意

新型コロナ療養施設退所時、特に何の案内もされていないとのことであり、後遺症の初期に対処を間違って症状を悪化させてしまうケースが多く見られます。
とりあえずの素案を掲載しますが、各自治体の現状に合わせて書き換える必要があると思います。
基本的には自由に編集してお使いいただいて大丈夫ですが、自治体の担当者様からご連絡(info@hirahata-clinic.or.jpにメール)を頂ければ、内容のアドバイス等させていただきます。(無料)

新型コロナ療養施設退所後の注意

療養施設・または自宅での療養、お疲れさまでした。
さまざまな不安があったかと思いますが、現時点で強い症状がなければ、ひとまず命にかかわるようなことはほとんどないとご安心いただいて良いと思います。
(軽症の新型コロナ感染症からの後遺症で命にかかわることはほとんどありません。)

ただし、現時点で、自覚症状がまったくない方も、まだ症状が残っている方も、いくつか気を付けなければいけないことがありますので、ご案内いたします。

PCR検査では、陽性が続くことがあります

発症後10日間経過して、強い症状がなければ、他の人に新型コロナをうつすことはありませんが、PCR検査では陽性が続くことがよくあります。
ウイルスの残骸が検出されているだけですので、心配ありません。

ふたたびひどい症状が出てしまった時

高熱や、ひどい咳こみなど、強い症状が再び出てきてしまった時は、保健所等にご連絡ください。
再増悪、再感染の頻度は現在のところかなり低いですが、可能性がないわけではありません。


後遺症が残ることがあります

年単位で後遺症が残ることがある、ということが海外の各種研究で明らかになっています。

咳が続くとき

新型コロナウイルス感染後、軽い咳が続くことがよくありますが、下記のいずれかがある場合は、胃酸の逆流との関連が強く疑われます。

  • げっぷがよく出る
  • 「にがい」または「すっぱい」ものが、のどまで上がってくる
  • 食後または横になった時に咳が出る

上記のいずれかがある場合は、

  • 寝る前2~3時間、飲食しないようにしてください
  • 敷布団の下に毛布などを入れて、上半身を少し上げてください。
  • 避けるもの:アルコール、油もの、甘い物、炭酸、カフェイン(コーヒー、緑茶、紅茶、ほうじ茶など)

等の対策をするだけで症状が改善することが多くあります。

強い倦怠感が起きることがあります

療養後、いざ働こう、通学しようとした際に、強い倦怠感が出現することがあります。
特に、仕事・通学・買い物などのあと、直後はそこまでだるさを感じないのに、5~48時間後にぐったりするような強い倦怠感が現れる場合には、そのまま動き続けることで全く動けなくなることがあります。
その場合は、できるだけ体を動かさないようにし、できれば専門の医療機関を受診し、仕事や学校を休むことを検討してください。
散歩などの運動で、急激に症状が悪化し、半年以上寝たきりになる場合がありますので、注意が必要です。

倦怠感がない場合でも、強い運動はしばらく避けてください

倦怠感の自覚がなくても、3~4か月は強い運動を行わないことをお勧めします。
日常生活上の軽い運動では何も起きなかったのに、強い運動をきっかけに倦怠感等の症状が出現することがあります。